どこのテレビ局でも使われるワード「微笑みの国タイ」の実態って
バンコクでの大規模デモ

各国の政治になどまったく詳しくない自分だけど、タイの今回の学生が中心
になっているデモは、かなり以前から想像することができた。
プミポン前国王が崩御されて4年。
すぐにでもこのような状況が起きるのではないかとの懸念をしていたのだ。
今回のバンコクのデモは、かつてというか今現在もタイに存在している不敬罪を
飛び越えてしまっている。不敬罪は王族を中傷、侮辱した場合に適用され、1件
につき最大15年の禁錮刑が科される。
「王制護持」を掲げる軍はクーデターで政権を握った14年5月以降、不敬罪
での摘発を強化してきた。それが、近年、「表現の自由を侵害している」と
国際的に非難を浴びていたが、2016年に即位したワチラロンコン国王の意向
で運用が停止されたという。
停止されたといっても国民の間には根深く不敬罪が存在し、表立って王室の
云々を口にしてはいけないという風潮が長い間あった。
なぜ、ワチラロンコン国王の意向で運用が停止されたのだろう?
それはご本人、ワチラロンコン国王がタイには儀式がある場合にしか帰国
せず、長くドイツに滞在し、国民に尊敬されにくい存在だからである。
それ以外にもたくさんあるけど・・・
あぁ。。。書いてしまった。

15日、デモ隊と衝突する警官隊(バンコク)=AP
もちろん、今回のデモは王室に対するものだけでなく、永く続く軍事政権
への不満もある。
観光立国であるタイは、コロナ禍での不景気で職を失くした人も多く、その
不満の矛先でもあるだろう。
プミポン国王がお元気だったころは、軍事政権と民主主義者たちの対立
に、やあやあやあと水戸黄門さまのように中に入り、落としどころを見つけ
て下さっていた。
しかし、そのプミポン国王様亡き後、一体どうやったらこのデモが落ち着く
のであろう。
コロナ禍でタイに行けないストレスと、タイの混乱に、頭を悩ませている。
タイに行けないので自作で我慢・・・






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